T・K(4年目)
1.他院との違いや特長は?
他院では顕微鏡があっても1台で、使えるのは院長とかが多いと思います。しかし当院では全チェアについているので、誰でも使うことが出来ます。また保険診療ではいろいろな制約があるが、当院では自費診療を提供していますので、患者さんにとって良い治療を選択できます。もちろん感染対策も保険診療ではできない対策をしっかりしているので、患者さんを治療する側も身を守ることが出来ます。
更に研修期間がしっかりしていますので、マイクロ顕微鏡を使った精密な治療をしっかり指導します。
2.やりがいや達成感を感じるときは?
1日に4人、1人につき2時間の治療を行えることです。1人の患者さんに対してじっくり治療が出来るので、両者が納得した治療が出来ます。治療には顕微鏡を使用しますので、今まで見てきたものとは全く違う拡大された視野によって精密な治療が行えます。
また術前・術後・治療過程を写真で患者さんに見て頂くと、感動され感謝して頂けることが多く、医療者としてやりがいを感じることが出来ます。
3.求職者へメッセージ
色々なことにチャレンジできます。自分でやりがいを見つけてほしいです。
N.S
1.アルパーク歯科に出会うまでは?
アルパーク歯科に勤めて1年が経ちました。私は卒業後すぐに、患者さんが多く来院していた大型の医療法人に就職しました。それは、歯科医として一人前になるには、数多くの患者さんを診察しなければいけないという、固定観念があったからです。練習もままならぬまま、数多くの患者さんを診て、保険点数を上げる人員として活躍しました。息を切らしながら、患者さんに待ち時間が出てしまうことをいつも謝りながら診療していました。
価され、治療内容は二の次でした。優しい良い先生だと患者さんから人気が出て、患者さんの前ではいい顔をしても、この治療は何年もちますか?ともしも問われたら何とも答えられないような現状でした。補綴物が多少合っていないと感じても、採算を考え、保険治療はそういうものだと割り切らざるを得ませんでしたし、審美補綴の自費治療でさえも保険治療の延長上のようなもので、材質が変わっただけで、適合を追及することはありませんでした。
私はただ単にこなす、回す、売上げを上げるという治療は得意になりましたが、一人の患者さんに人間として正面から向き合うことをしていなかったように思います。医療というより、その場しのぎの点取りゲームのようで、こんなことを一生続けていく自信がありませんでした。この治療スタイルで開業する勇気もありませんでした。
卒業前にイメージしていた歯科医師像と、自分の現状のギャップに嫌気がさし、一度歯科から離れてみたいと思いました。そして本当に歯科医を辞めてしまいました。卒後8年目の頃です。
2.なぜアルパーク歯科で働こうと思ったのですか?
2年近く、研究職に付き生計を立てながら、その間に自分が本当にやりたいことを探しました。歯科の講習会にも多く参加し、多くの歯科雑誌にも目を通しました。8年間の激務から解放され、客観的に物事を考えられるようになりました。そんな中、私が一番興味を持てたのが、審美の分野であり、特にコンポジットレジンでの治療でした。
東京で開業されている高橋登先生がMI(ミニマルインターベンション)治療の講演会で、自由診療で行っているコンポジットレジン修復の実習デモを目の前で見ることができ、その技術の素晴らしさに大変感動しました。私が8年間勤めていた医院では、コンポジットレジン修復は一つの塊を充填器でただ詰めて光重合をするという治療でしたので、別世界を見た思いでした。さまざまな器具を用いて、天然歯さながらに形態を造り上げていく、そんなこだわりの治療をしたくなりました。
ただ、その治療の素晴らしさがわかっても、私にはそれを実践する場所や、経営として成り立たせるノウハウがありませんでした。行き詰りました。
歯科に興味が再び湧いてきて、臨床に戻りたいという気持ちに変わっていきましたが、また今までと同じような治療をするのは絶対避けたいと、慎重に再就職先を探しました。そんな時、縁もない広島大学の求人一覧で、偶然、アルパーク歯科の’’完全自由診療’’の文字が目に飛び込んできました。そして、「数は診なくていい。私たちと一緒に良い治療をしましょう!」、「完全自由診療のノウハウを学べる貴重な機会です」というメッセージに私は心揺さぶられました。
ホームページを見ると、偽りの治療では絶対に書けないほどの治療例やこだわりが延々と載せられており、すべてに目を通すのに実に3日かかりました。コンポジットレジン修復も、ラバーダムを装着して、すべてマイクロスコープ下での治療ということで、このアルパーク歯科なら働いてみたいと思い、見学ではなく面接の申込みをして就職に至りました。
3.実際にアルパーク歯科で働いた感想
人案内やホームページに全く偽りはありませんでした。治療も毎日がチャレンジングで、心に偽りがありません。仮面をかぶった偽りの歯科医師から完全に脱却することができました。患者さんを助けることを第一に考え、1回2時間の治療に全力を注ぎます。集中力も必要です。今日は30人も患者をさばいたとか、そんな次元の保険診療の達成感ではなく、本当にいい治療をしたという達成感と充実感を毎日感じることができています。
そして、一番の驚きは、自由診療の本物の歯科治療には、日本の大半の歯科医が知らない広い世界が広がっているということです。日本独自の保険治療は鎖国状態です。点数に縛られ、良い材料も使えない、治療時間もかけられないことがほとんどです。進歩しない保険治療の狭い世界の中ではなく、その外に広がっているアメリカやヨーロッパ基準以上の歯科治療を、アルパーク歯科独自の究極のレベルで実践できていることに誇りを感じます。
患者さんに満足していただくためには、それ相応の技術を身につけるための練習も多く必要です。私は8年間の良くない治療の癖がついていましたので、それをリセットするのが大変でした。正直、8年間の治療経験で役に立ったのは優しい手つきくらいです。患者さんへの接し方、話し方も含めて、保険治療の技術は全く役に立ちませんでした。
今回、歯科医師をもう1名募集するということで、私にとって羨ましくてたまりません。なぜなら、若い時から本物の治療に接することができれば、誰も追いつけない高次元の、本物の歯科医師になることができると思うからです。
全国にもほとんど見当たらない、1日4人の完全自由診療の環境で働けるチャンスをものにして、私のように遠回りすることなく、充実した歯科医師人生の道を進んで頂きたいと思います。